意思決定を正しく行うには、今起こっている「問題」を
明確にすることが重要になります。
問題に対する認識が間違っているいては正しい答えは出てきません。
意思決定を行うには、まず問題そのものに注意を払うことが大切です。
そのためには「異なった意見や見解を聞く必要がある」とドラッカーは
説きます。
「意思決定は、全会一致によってなされるようなものではない。対立する見解が衝突し、いくつかの判断から選択が行われて初めて意思決定は行う出来る」というのもです。
PFドラッカー マネジメントより転記
グループコーチングの場でも、すんなり話が進むよりも、いろいろな意見が衝突し、
異なる見解が出される場の方が、より大きな変化が起こります。
異なる意見の衝突ですので、ミーティングの雰囲気は時に険悪に見えることがあります。
誰かの意見にすんなりと流れていくミーティングは一見よさそうでありながら、
多くのメンバーは受動的になっていきます。
考える組織、考えるメンバーを育成するには、何が問題なのかをしっかり自分で考えて答えを探す人の育成が必要ですね。