多くの女性は共感することをとっても大切にしますよね。語り合うこと、わかりあうこと、体験や感情を共有することなどです。会話も、結論よりも内容や体験が優先です。
女性は、喋りながら、今の感情や悩みに気づいたり、問題点を明確にしたり、過去の体験と照らし合わせたり、どうしたいかを考えたりが同時に出来ると言われています。
いくつもの思考を喋りながら、同時並行で行えるのです。実はこれは凄いことなんです。
女性は普通におこなっていることなんですが、男性にはなかなか出来ませんし、わかりません。ですから、女性の長い話を聞いている男性は「結局何が言いたいの!」とか、「何か不満でもあるの!」と言い出すことがよくあります。
女性からすると、ただ話を聞いて欲しい、出来れば共感して欲しい、と思っているだけなのに、この「共感」についての理解がしてもらえません。
コーチングやカウンセリングでも、女性クライアントは、男性に比べてとっても長くお話されます。人によっては2時間くらい休みなく話をし続けることが出来ます。
自分で自分の話に共感しながら、ガス抜きをしたり、心を整理したり、問題の解決方法を考えたりしていきます。そして、おもいっきり喋って、「あ~スッキリした!」とか「どうすればいいかわかったわ~」と気分よくされているのです。
男性のコミュニケーションは女性とは違います。男性は、女性のコミニュケーションを『感情』のコミュニケーションとすると、男性のコミュニケーションは『情報』のコミュニケーションと言われています。男性は「教えてあげたい」や「教えてもらいたい」を優先します。
例えば、優秀な営業マンは、新しい販売方法を編み出したりすることが大好きです。そして、それを仲間や後輩に伝えて喜んでもらえたことで自尊心が満たされます。
また、仕事上の問題に直面している人が、その解決方法を誰かに教えてもらいにいったとします。教えてもらった方法で無事に解決出来たりすると、教えてくれた人に信頼感や親近感を強くもつものです。
問題に直面している時に、誰かに話して共感してもらいたいとはあまり考えません。
これは、男性が『プライド』の生き物と言われているゆえんではないでしょうか。
プライドが高いから、自分の本当の気持ちはあまり語りません。
プライドが高いから、教えることは大好きです。
プライドが高いから、物事をうまくこなすための情報は欲しがるのです。
女性が、共感を求めた時に、男性が教え魔に変身する理由もここにあります。
ただ、「誰に」教えられたか、ということを男性はとても重視するものです。尊敬する上司から聞くと「そうだ!!」と思う同じ内容を、妻や彼女に言われたらカチンとくるのです。それは男性のプライドに関わることだからです。「このあいだ上司に○○ということを教えてもらってさ~、ほんとそうだな~と思ったんだよ」と男性が言うのを聞いて「それ、同じこと私が言ったじゃない、あの時全然聞かなかったくせに!!」ということがあっても、それは当然なのです。
「誰に聞いたか」ということは、男性のプライドにとって大切なことだからです。仕事の仲間に対してと、自分の理解者でいてほしい女性に対しては、求めているものが違うものです。一番の自分の理解者でいてほしい女性だからこそ、「言われたくないこと」もあるということなのです。
拙著 「デキル男の育て方」(電子書籍)より
http://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/21426/
女性誌「Are You Happy」今月号の企画で、コーチングで強みを発見するという
日本人にはあまり知られていないが、NYに大根田勝美さんという男性がおられます。
書籍 どんな奴手帳を読みました。
みなさんはプロフェッショナルとそうでない人の違いはどこにあると思いますか。
よく「私はまだプロじゃないですから」や「私はセミプロですから」や「私はアマチュアですから」とおっしゃる方がたくさんいます。
ではどういう人がプロというのでしょう。
私は独立開業を希望している人やサロネーゼを副業として少し始めている人から相談をうける時、このようにお伝えしています。
「プロとは、お金が入ってきて、利益が残るもの。
趣味とは、お金が出ていって赤字になるもの。」
みなさんが、趣味でダンスをしたり、絵をならったり、スキーをしていたとします。その際、お金はどんどん出ていくものですよね。趣味ですから、そういうものです。
プロとは、お金が入ってきて利益が残る活動をする人のことをいいます。
たとえば売上げが10万円あっても、経費が毎月18万円かかって、自分の貯金を下ろして経営しているとしたら、そのサロン経営は趣味の域を脱していません。
開業当初はともかくとして、開業から700日、2年だっても赤字であるなら、そのサロンは早急に大変革するべきでしょう。サロンは開業2年が山といわれています。
ビジネスとして成立するためには、経営者は必ず利益が出るだけの売上げを立てなければなりません。『私はプロになる』という決心が大切なのです。
拙著「サロネーゼの成功術」より
そろそろ財布を変えようかな~と思い、今度はどんな財布にしようかと考えていました。
東北日本大震災の後、結婚も増えましたが、離婚が急増しているようです。震災に遭遇し、自分の生き方を見つめた時に「私が一緒に生きていきたいのはこの人ではないと、はっきりわかったので別れることを選択しました。」という話をたくさん聞きました。
震災という大きな出来事が意志決定をするトリガー(きっかけ)となったようです。
現在、1人暮らし世帯は、全世帯の31.2%を占め、初めて3割を突破。夫婦と子供の世帯(28,7%)を抜いて、最も多い家族形態です。「平成22年国勢調査より」
一人暮らしが急増しているのです。自由な一人暮らしは、若くて元気で収入もある時はいいかもしれませんが、将来への不安も大きいようです。「病気になった時どうしよう」、「さみしさや退屈な気持ちをどうしよう」、「経済的な不安も大きい」とよく聞きます。
そういう不安がありながらも、別れを選ぶカップルが増えているのです。
愛するカップルが別れを選ぶ前には、助走期間があります。
ネガティブな感情が生まれ育ってしまう期間です。そんな時どうすればいいのでしょうか?
実はそういう時のために修復努力の秘密兵器があります。
『リペア・アテンプト』(repair attempt)と言うものです。
カップルがけんかをしたり、言い合いになって気まずい雰囲気になった際に、仲直りするための秘密兵器を準備しておくものです。
これをすればどんな時でも機嫌が良くなるというものを、あなたは持っていますか?
ある女性は、パートナーとケンカをすると、しばらく一人になって落ち着いたら、二人のお気に入りのぬいぐるみを出してきて、壁の影からぬいぐるみでパートナーに話しかけます。
「いじめないで・・いじめないで・・」、とか、「かわいそうだから許してあげな・・」などと言うのです。これをされると、パートナーも「ぷっ!」と思わず笑ってしまうのだそうです。
ケンカをしていて笑ったら終わりですよね。その瞬間二人の関係がよくなります。
カップルのケンカの8割くらいは、なぜケンカを始めたのか分からないというほど些細なことのようです。些細なケンカなら、早期治療で治しましよう。
ケンカをしてもパートナーが笑ってしまうような秘密兵器や、返し技がある人は余計なストレスから解放されます。
私のクライアントの男性も、ケンカをした時は、台所の食器を洗ったり、洗濯ものを取り入れたりして、女性の機嫌を取り戻すリペア・アテンプトを持っています。
二人が気分の良い時に、パートナーに、「私はこれをされたら弱いの」ということを知ってもらっておくのがコツです。
☆拙著 「デキル男の育て方 ガールズコーチング」より抜粋